本講義では、宗教としてのイスラムとその社会に関する基礎的な事項について解説する。日々複雑さを増しつつある現代世界について考える上で、イスラム教やその社会への理解は必要不可欠である。さらにイスラム社会には、イスラム教徒以外にも、ユダヤ教徒やキリスト教徒などの多種多様な宗派・民族が居住している。したがって、イスラム社会を理解することは、イスラム教・イスラム文化に留まらず、私達と異なる文化・習慣をどのように理解し、向き合うべきか考える契機ともなる。本講義では、近現代におけるイスラム社会を主に扱うが、必要に応じて前近代の歴史的事象にも言及する。本講義はパワーポイントを用い、視聴覚教材も積極的に活用する。毎講義内で簡単な小テスト(授業内容を理解していれば解けるレベル)を行い、講義後にはリアクションペーパーを提出してもらう。リアクションペーパーへの回答は、次回の講義冒頭で行う。
- Teacher: 恕文 岩元