「何が」「どこに」「どのように」存在するのかを表現する地理空間情報は、我々が生活を送るうえで重要な社会的インフラとなりつつあります。そのため、地理空間情報の活用に関わる知識や技能を身に着けることは、現代社会において重要な教養となっており、2022年度からの高校「地理総合」の必修化はこうした状況を如実に示しているといえます。こうした状況を踏まえ、本講義では地理空間情報を扱う情報技術である地理情報システム(GIS)の基本的な知識と操作について学び、地理空間情報に関わる知識と技能を身に着けることを目的とします。具体的には、1~3回で地理空間情報を理解するうえで重要となる地図をはじめとする地理学的概念について講義形式で整理したうえで、4回以降は実際に地理情報システム(GIS)を操作しながら、地理空間情報の活用に関わる基本的な知識と空間分析に関する技能を演習形式で学びます。