前期の文化人類学Aにおいては、文化人類学の基本的な考え方・理論、および総論的な事例について学んだ。文化人類学Bでは、理論・総論であるAを前提としたより具体的内容と方法を学ぶ。
 文化人類学Bでは、具体例を示しながら、主として、①文化人類学的調査の技法(参与観察やインタビューなどエスノグラフィックなフィールドワーク)、②調査の持つ有効性・インパクトおよび課題、③文化人類学の具体的な調査事例とその分析、④現代の我々の生活に直結する多文化共生の考え方と行動へのきっかけ、といった点を、極力写真や動画等の映像や資料などを交えつつ、具体例から学ぶ。
 なお、できる限り受講者による各自の課題設定や発表など主体的な参加も想定している。