文化人類学Aでは、公共社会学科の国際系科目として、文化人類学の基本的な考え方・知識・理論といった基礎を身につけ、文化の多様性とグローバルな状況を適切に理解することをめざす。また、文化人類学を通じて異文化間の相互理解及び他者理解に向けた課題について考える。
 具体的には、文化人類学の位置づけ、「文化」の概念とその単位、文化相対主義、家族親族関係、儀礼など、文化人類学の基本的考え方・知識・理論を提示していく。
 さらに、現在生起している文化社会状況を文化人類学の視点からどのように捉えうるのかも示す。 文化人類学Aではある程度総論、理論的な内容を講義するが、極力、具体例、現在的な状況や写真等を出して説明する。後期の文化人類学Bは前期Aを前提としたより具体的内容となる。