保健・医療・福祉の臨床現場で働く際に求められる必要な制度や政策について学ぶ科目である。少子・高齢の時代を迎えた現代社会においては、従来の保健や福祉の制度や政策が大きな転換点を迎えている。また従来の仕組みが新しい人々の生活に対応できなくなったり、従来の保健・医療・福祉の枠組みの変換だけでは、人々の幸せを維持できなくなりつつある。保健・医療・福祉の専門職が、相互に連携を取りながら、この新しい局面に対応していくことが求められる。この科目では、保健・医療・福祉の制度や政策について、特に専門職種の連携という視点から理解を深めるとともに、人々の生活上の問題や健康問題を取り上げながら、人々を支える行政システムについて深い理解をすることが目的である。