本演習では、卒業論文執筆のために必要な知識や研究手法を学ぶ。主に家族に関するテーマを広く扱い、身近な「家族」という存在を通して現代社会や地域社会の多様性について議論する。前期の授業では家族社会学に関連する文献を輪読する。後期の授業では、家族研究の社会調査やデータ分析に関する文献の輪読と卒業論文の執筆に向けた準備を行う。必要に応じてフィールドワークを実施する。各自の問題関心を明確にし、課題の設定の仕方、分析方法、社会学的思考に基づく考察など、論文の書き方に焦点を当てながら卒業論文の構想について報告を行う。