前期(公共社会学研究Ⅰ)は、卒業論文作成に向けて、受講生の問題意識を明確にすることを試みる。具体的には、演習担当者との対話による問題意識の明確化、先行研究の探索と読解、論文作成に必要な調査方法の確認などを通して、研究課題の設定と研究方法の確定を目指す。
後期(公共社会学研究Ⅱ)は各自の問題意識に基づく研究報告を行う。文献を収集・通読し、関連するデータを集め、重要な事項についてノートをとる。設定された研究課題や調査方法によっては、この段階から実査に向けての準備、さらには実査それ自体を開始することになるかも知れない。卒業論文作成は受講生が個別に行う実践であるため、個別指導が中心となる。