本演習では、受講生が社会的排除層、とりわけ貧困・生活不安定層、被差別マイノリティの人々に関わる課題を調査研究することを念頭に、主に社会学領域の文献・論文輪読を行う。まずは受講生との事前相談により文献・論文を指定し、輪読し議論する。次に、各々の研究テーマと専門性に基づき、関連論文を学会誌・文献等から選び、報告する。そして、修士論文の中間報告を受け付ける。報告においては各自の問題意識と課題について明らかにした上で、報告論文を選択した意図や研究上のねらいを明らかにする必要がある。したがって、演習に参加するに先立ち、修士課程における自らの研究計画に真摯に向き合うことが肝心である。